キッチンを緑のある空間に。キッチンで観葉植物を育てるためのコツとおすすめ品種9選

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料理をつくるため、キッチンに立つことは日々の習慣ですよね。毎日利用する場所だからこそ、より過ごしやすい空間にしてみませんか?観葉植物を置くことも、そのための一つの方法です。今回はキッチンにおすすめの観葉植物を、育て方・飾り方とともにご紹介します。

毎日使う場所にこそ癒しを♪観葉植物のあるキッチン

生理的・心理的な観点から、観葉植物にはストレスを軽減して人を癒す効果が期待できると言われています。作業が多くバタバタしてしまいがちなキッチンに取り入れて、心安らぐ空間づくりをしてみましょう。

観葉植物をキッチンに置くときに注意すること

居心地のいいキッチンづくりの第一歩として、観葉植物の基礎知識や衛生問題が気になりますよね。キッチンに観葉植物を置く場合、重要なのは下記の3点です。

  • 環境

  • 水やり

  • 虫対策

ここでは注意すべきポイントを一つ一つ確認していきましょう。

日当たりと風通しを考える

まずは植物を育てる環境です。光と風は植物の成長において重要な要素。光不足による枯れや、風通しの悪い環境下でできる土のカビを避けるためには、日当たりも風通しも良い場所に置くのが理想的です。

光の当たらないキッチンに置く場合は、日陰の環境でも適応できる「耐陰性」という性質を持った観葉植物がおすすめです。しかし、全く日の当たらない場所に置き続けると弱ってしまう場合も。1日のうち数時間は明るい場所へ移動させ、丈夫な株へ成長させましょう。

また、風通しが悪い場所に置いてしまうと、カビの発生だけでなく、病気や虫害、根っこが酸素を吸収できずに弱っていく“根腐れ”の原因にもつながってしまいます。湿った環境が好きな植物もありますが、ほとんどの場合は風通しのいい環境での管理が基本です。

原則、水やりは土の表面が乾いてから

2つ目は、植物にとって欠かせない水やりです。観葉植物に水を与えるときは、土の表面が乾いているかを確認するのが原則。表面の色でわかりにくい場合は、指で土を触ると湿り具合がわかります。

乾いている状態が確認できたら、鉢底から流れるくらいたっぷり水を与えましょう。少量の水だと、鉢全体に水が行き届かないので要注意。葉っぱや茎が垂れ下がっていたら、水不足のサインです。手遅れにならないよう、キッチンへ足を運ぶときは観察してみてくださいね。

また、観葉植物には霧吹きで水を与える「葉水」も重要です。葉っぱの表面や裏に水をかけることで、植物の乾燥を防ぐことができます。乾燥を好む虫への対策にもなるので、定期的に行うのがおすすめです。

虫の発生を予防しておく

最後は防虫対策についてです。育てる環境や水やりなど、適切な管理が行われていない場合、葉や土から虫が発生する可能性もあります。

防虫対策としておすすめしたいのが、土を使わずに植物を育てる「水耕栽培」や「クリアプランツ」。どちらも専用の石やスポンジを利用する管理法です。土の代用として植物を育てられるので、室内でも安心して植物を飾ることができますよ。

また、より手軽な対策として防虫スプレーの使用もおすすめです。

自然由来の防虫スプレー|evo(エボ)|虫を寄せつけない水〔除虫菊〕

園芸用品ブランド「evo/エボ」が取り扱っている防虫スプレーは、除虫菊と呼ばれる自然由来の殺虫成分のみでつくられているのが特徴です。植物だけでなく、虫の発生しやすいゴミ箱周りなど、室内でも安心して使用することができます。シンプルでインテリアに馴染みやすいパッケージもうれしいポイントです。

【飾る場所別】キッチンにおすすめの観葉植物

キッチンに観葉植物を飾る場合、動線に気をつけて配置しましょう。作業のじゃまにならないか、食器や調理器具を取るときにぶつからないかなど、可動範囲に入らないことがポイントです。置き場所を決めたら、さっそく観葉植物を選んでみましょう。

棚・窓台・キッチンカウンター

棚や窓台に余白があるなら、そこに置いてみるのはいかがでしょうか?ちょっとしたスペースと相性が良いのは、ポトスやペペロミア、スキンダプサスなどの小〜中サイズの植物です。ただし、置くときは作業に支障が出ないか確認してくださいね。

小さな鉢同士を並べてディスプレイするのも素敵ですが、調理器具や食器の間に飾ると、キッチンのコーディネートが引き締まります。火や油に気をつけて、観葉植物を取り入れましょう。

初心者さんにおすすめ|AND PLANTS(アンドプランツ)|ポトス

インテリアグリーンとして高い人気を誇るポトス。耐陰性もあり、光が入りにくいキッチンにもおすすめできる観葉植物です。つる状に成長していくため、窓辺や棚に置いて垂れ下がる様子を楽しむことができます。

ある程度の暗さには耐えられますが、本来は明るい日陰を好む植物。光不足になると茎の伸び方が弱々しくなり、葉の色も悪くなります。元気がないなと感じたら、より明るい場所へ移動させましょう。

水は鉢土が乾いてから与えます。夏場は水切れに注意し、冬場は乾かし気味を意識して控えめに与えるのがコツ。丈夫で育てやすい初心者さん向きの植物です。

豊富な品種が魅力的|AND PLANTS(アンドプランツ)|ペペロミア

ポトスと同じ耐陰性のあるペペロミア。その多くは小型品種なので、置く空間が限られているキッチンや玄関に最適です。「スイカぺぺロミア」のような模様入りを取り入れて、ほかの植物とメリハリをつけるのもおすすめですよ。

環境はレースカーテン越し程度の日当たり、もしくは明るい日陰で管理します。春から秋にかけての水やりは、土の様子を見て与えるのがポイント。冬は控えめにして、過湿状態にならないよう注意してくださいね。

また、やや乾燥気味を好みますが、エアコンの風が直に当たらないよう注意しましょう。

乾燥に強くて育てやすい|AND PLANTS(アンドプランツ)|スキンダプサス

乾燥に強くて育てやすいスキンダプサス。別名「シラフカズラ」とも呼ばれています。不規則に入るシルバーの模様とつる状に伸びていく姿が特徴的で、インテリアのアクセントとしてもおすすめです。

日陰でも育ちますが、レースカーテン越しの柔らかな日当たりがベスト。キッチンが暗い場合は、定期的に室内の明るい場所で日光浴をさせてあげましょう。

寒さには強くないので、冬は10℃以上での管理を心掛けます。スキンダプサスは乾燥に強い性質を持つ一方で、高温多湿を好む植物です。冬場も定期的に葉水を行い、湿度を保ちましょう。

スペースに余裕があるなら、床に置いてみるのはいかがでしょう。小さな観葉植物だと倒れる危険性もあるため、大きくて安定感のあるパキラやドラセナなどが適しています。

植物が大きい分だけ重要になるのが鉢の存在。購入時のプラスチック製の鉢のままでは、味気なさを感じることもあるかもしれません。

新しい鉢を用意して植え替える方法もありますが、鉢を丸ごと隠してくれる鉢カバーを利用するのも一つの手です。ナチュラル系で統一したい人には、鉢カバーにラタンのバスケットやマットな質感のものを取り入れてみるのもおすすめですよ。

ナチュラルな雰囲気が人気|AND PLANTS(アンドプランツ)|パキラ

乾燥に強くて初心者でも育てやすいパキラ。ナチュラルな雰囲気なので、どんな空間にも溶け込みやすく、新築や開店のお祝いにも選ばれる観葉植物です。

パキラは耐陰性が高い一方、本来は光を好む性質。日当たりの良い環境に置くと、枝の徒長を防ぎ、葉に厚みが出て丈夫に育てることができます。水は土の表面が乾いたことを確認してたっぷり与えましょう。

比較的、害虫には強い植物ですが、高温で乾燥する時期には要注意。定期的な葉水や防虫スプレーを利用して、被害のリスクを減らしましょう。

日陰キッチンにもおすすめ|AND PLANTS(アンドプランツ)|ドラセナ

ドラセナは細長い葉から楕円形、美しい模様など葉の姿を楽しむことができる観葉植物です。常緑低木〜高木までバリエーションが豊富なので、キッチンでは床やカウンターなどに最適です。

日当たりの良いガラス越しがおすすめですが、真夏の直射日光は苦手な植物。夏場はレースカーテン越しが最適です。耐陰性もあるので、日が当たりにくい場所でも育てられるのがポイント。

水は土の表面が乾いてから与えます。夏は水切れに注意して、冬は控えめに。夏と冬の乾燥期には、霧吹きで葉に水をたっぷり与えて防虫対策をしましょう。

空気清浄効果が期待できる|AND PLANTS(アンドプランツ)|サンスベリア

空気清浄の効果がある植物として有名なサンスベリア。乾燥に強く、初めての人でも枯らしにくい観葉植物です。アフリカや南アジアなどの熱帯〜亜熱帯に分布し、直立や棒状、扇形に広がるタイプなどさまざまな品種が存在しています。

直射日光を避け、日当たりのいい窓辺で管理しましょう。水は土の表面が乾いたことをチェックして、鉢底から流れるくらい与えます。大小さまざまなサイズが販売されているので、床や棚など複数の場所に取り入れるのも素敵ですよ。

天井

アイランドキッチンのように空間を広く使える場合は、天井から吊り下げる「ハンギング」という方法もあります。一般的には照明のダクトレールや突っ張り棒、フックなどを利用して植物を吊るします。リプサリスやビカクシダ、エアプランツもハンギングにおすすめです。

プラントハンガーなど専用の吊り下げ鉢を使うのも良いですが、お気に入りの鉢があるならマクラメを用いて魅せるのもいいですね。落下する可能性もあるので、「ぶら下げるのは5号(鉢直径15cm)までのサイズにする」「天井の強度やフックの耐荷重を確認しておく」など、安全面にも配慮しましょう。

肉厚な葉っぱが特徴|AND PLANTS(アンドプランツ)|エスキナンサス

肉厚な葉っぱで乾燥に強いのが魅力的なエスキナンサスは、耐陰性もあるので初めてハンギングをする人にぴったりな植物です。暖かく明るい環境で管理すると、春〜夏の間に花を咲かせてくれます。

日当たりの良い環境を好む性質なので、キッチンでは明るい窓際に吊り下げるのがベスト。水やりは土が乾いてから行いましょう。品種によって異なりますが、寒さに耐性のないタイプが多いため、室内では10℃以上での管理を心がけましょう。

赤い花が咲く植物として有名ですが、品種によっては黄色や白など、さまざまな色を咲かせます。花が咲かない場合は、光不足の可能性もあるので置き場を変えてみましょう。

明るいキッチンで育てたい|AND PLANTS(アンドプランツ)|リプサリス

サボテンの仲間であるリプサリス。樹木や岩などの自然物に着床して育つことから「ヒモサボテン」「森林サボテン」とも呼ばれています。成長につれて垂れ下がる姿は、吊るして楽しむのにぴったりです。

育てる環境は、一年を通して明るいキッチンがおすすめ。湿度の高い環境を好む植物ですが、湿った状態が続くと悪影響になることも......。反対に、キッチンが乾燥している場合は葉水をこまめに与えましょう。

水は触った土の状態がカラカラであれば、鉢底から流れるくらい与えます。冬場の水やりは月一程度にして、控えめを意識するのがコツです。

コウモリの羽のような姿|AND PLANTS(アンドプランツ)|ビカクシダ

トナカイや鹿の角を連想させるような葉が特徴のビカクシダ。コウモリの羽のようにも見えることから、別名「コウモリラン」の名前がつけられています。高温多湿に強く、耐陰性もある一方で、寒さと乾燥に弱いのが特徴です。

直射日光が苦手な植物なので、レースカーテン越し程度の明るい室内で管理します。水やりは、春〜秋は用土が乾き次第たっぷりと、冬場は控えめに行います。乾燥による病害虫を防ぐためにも、葉水を欠かさず行うことが重要です。

吊り下げ植物として楽しむだけでなく、水苔を利用して板に着床できるのも魅力の一つ。板に固定されたビカクシダは、壁に取り付けるインテリアプランツとして空間を豊かにしてくれますよ。

観葉植物を置いて居心地のいいキッチンにしよう

キッチンに観葉植物があると、空間がおしゃれになったり、雰囲気が明るくなったりと、今よりも充実した調理時間を過ごすことができるはず。まずは1鉢、気に入った植物を取り入れてみませんか?より温かく、居心地の良いキッチンへと近づいていくでしょう。