北欧風の花瓶の特徴と北欧風花瓶を取り扱っているブランド・アーティスト

北欧雑貨とは？

日々自分の過ごす空間を作っていくために、好きなデザインのアイテムを少しずつ見つけて揃えていく。快適で落ち着ける場所が出来上がっていくのは、特別な趣味ではなくても楽しい時間のひとつなのではないでしょうか？

部屋などの空間作りをしていく際に、どんなイメージで作っていきたいかを最初に決めることで統一感のある仕上がりになります。

近年、雑貨屋や部屋作りをする上で人気のあるイメージとなるスタイルの中で「北欧風」というキーワードをよく目にするかと思います。そもそも北欧とは、デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーなどのヨーロッパの北側に位置する国々のことをいいます。

北欧の雑貨やデザインは世界的にも人気がありますが、それらの共通する特徴はシンプルで飽きのこないデザインであるということがあげられます。北欧の国は、夏が日本などと比べると短く冬はとても長く、また厳しい寒さとなります。そのため、自然と家の中で過ごす時間が多くなり、いかに部屋の中で楽しく過ごす観点から北欧の人々はシンプルで飽きのこない家具や雑貨を取り揃え、快適に過ごす工夫をしてきたのです。

そんなシンプルで飽きのこないデザインの雑貨は、日本の部屋にも合わせやすいことから人気があり、スウェーデン発祥のイケアやデンマーク発祥のフライングタイガーなどの雑貨を取扱う店舗が日本に数多く進出して、身近な存在となっています。

花を飾ることによる良い効果

快適で落ち着ける場所を作っていくにあたり、そんな北欧雑貨を取り入れていきつつ、加えて例えばそれらに花を飾ってみる、というのはいかがでしょうか？

花を飾り、日々眺めていると気持ちが穏やかになったり、またリフレッシュ・リラックス効果があるとも言われています。華やかさで部屋を明るくするだけでなく、ストレス緩和や前向きな気持ちにさせてくれるなどの心理的な効果があるということは部屋にとっても人の心にとっても良い影響を与えてくれるといえます。

では、花を飾る際に必要な花瓶（フラワーベース）を北欧雑貨の中でどんなものがあるでしょうか？実際に北欧発祥の雑貨店などもいくつかご紹介しながらご案内していきます。

花瓶(フラワーベース)の特徴をご紹介

IKEA(イケア)

スウェーデン発祥で世界的に人気のIKEA(イケア)は日本でも大型店舗が10店舗以上展開しています。そのIKEAでフラワーベースと検索をしてみると、想像以上に数多くの花瓶(フラワーベース)が紹介されているのがわかります。 紹介されているものの多くがガラス製なのですが、装飾的な部分がほとんどない北欧雑貨特有のシンプルなものが中心で、サイズとしては1輪挿しからボリュームのある花束も飾れそうなものまで幅広く取り揃えられています。

ガラス製のものでも、色が取り入れられてるものもありますが、主張が強くなってはいないのでどんな花でも飾りやすそうであり、また花がなくなってしまった後に飾ったとしても鮮やかに部屋を彩ってくれるのではないでしょうか。

Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガーコペンハーゲン)

Flying Tiger Copenhagen(フライングタイガーコペンハーゲン)は、デンマーク発祥の雑貨店。北欧雑貨特有のシンプルなデザインとあたたかな色合いをかわいくかつポップに取り入れた雑貨の取扱いが多いことが特徴です。またお得な価格帯でラインナップされた商品展開から「北欧の100円ショップ」と紹介されることもあります。

花瓶(フラワーベース)を調べてみると、やはりお得な価格帯から1000円はしないものが数多く紹介されています。ただその分、サイズ感は小さめなものがほとんどで、花を飾る際にはお気に入りの花を数本短めにカットして飾るなどがオススメの方法と言えます。

LISA LARSON(リサ・ラーソン)

北欧出身の代表的な有名デザイナーというと、陶芸家でもあるスウェーデン出身のリサ・ラーソン(LISA LARSON)ではないでしょうか。

リサ・ラーソンは陶芸家として、代表的なものはライオンで、それ以外にもさまざまな動物の立体物をやわらかでコケティッシュな表現で作られており、世界で半世紀以上愛されている作品を生み出していて、花瓶(フラワーベース)としては陶器で動物はもちろん洋服をモチーフにしたものなどがあげられます。ガラス製のもののシンプルなイメージとは異なり、色合いや形に素朴さとあたたかみを感じさせるデザインです。

marimekko(マリメッコ)

テキスタイルが有名なアパレルブランドで、フィンランド発祥のmarimekko(マリメッコ)にも、調べてみると花瓶(フラワーベース)がラインナップされています。華やかなマリメッコ特有のテキスタイルが使われた陶器やセラミックなどのアイテムから高さの抑えられたガラス製のシンプルなデザインまで取り揃えられています。

自然にあるものをベースにテキスタイルが作られていることが多いマリメッコは花と合わせることで、より鮮やかに部屋を演出してくれそうです。

BJORN WIINBLAD(ビヨン・ヴィンブラッド)

最後にデンマークの国民的アーティストと呼ばれるビヨン・ヴィンブラッド(BJORN WIINBLAD)の花瓶(フラワーベース)をご紹介します。

ビヨン・ヴィンブラッドの作品は、どこか東洋的と呼ばれることもある作品で、なんともいえない愛らしい顔をモチーフに数多くの作品が残されました。顔がモチーフに使われていることから、シンプルではない印象を与えそうですが、その表情や顔以外のデザインの色合いやテキスタイルはまさに北欧雑貨。

花を飾りながら、部屋のアクセントにもなる陶器の花瓶(フラワーベース)は、顔にのせた花冠のように飾ってみるなど、他の花瓶にはない楽しみも生まれそうです。

さりげなく、好きなもので好きな花を

北欧というテーマで花瓶(フラワーベース)を探してみると、もちろんそれぞれに特徴的なデザイン性はありますが、どれも取り入れやすそうなデザインであることが多いことがわかります。

北欧雑貨がお好きな方の中には、洋風な部屋の中に取り入れるだけでなく、日本特有の和の空間にも馴染むことから、畳みのある和室に飾る場合にもこれらを取り入れることがあるようです。またその中で、よりシンプルに飾りたい場合はガラス製を取り入れたり、気に入ったそのデザイナー特有のフォルムがあれば部屋に配置することによって、自分のお気に入りの空間を作り上げることが出来ます。

シンプルなものである分、気負わず飾ることが出来る北欧デザインの花瓶(フラワーベース)ですので、そこに飾る花も好きな花を数本でもいいのではないでしょうか。花屋で購入してみたお気に入りの花はもちろん、家で栽培していた花をひとつ切ってみたものでも、野原で咲いていた花でも相性よく飾れそうと思わせてもくれます。

日々の生活の中に、花を飾る空間を作っておくことで花を飾ることが自身の習慣になっていく。それが心をやわらかく穏やかにすることに繋がれば、部屋の明るさもストレスも晴れやかになっていくかもしれません。

あくまでさりげなく、取り入れてみてくださいね。